【MTGストーリー紹介】第4回 エルズペス、死に打ち勝つ【テーロス還魂記】

2021年2月7日

目次

はじめに

前回のお話の中で、神々の闘争により、定命の世界と死の国つなぐ裂け目ができ、二つの世界がつながった話をしました。

今回は、その噂を聞きつけた英雄エルズペスが、定命の世界へとつながる裂け目を目指し、進攻を続けるお話です。

このエピソードの最後には、ついに仇敵ヘリオッドと相まみえることに…。

 

記事を読むにあたって

※この記事は、公式の物語概要やキャラ紹介の情報をかき集めて作ったものです。

もし間違いや追加情報があった場合は、ぜひ出典を添えてコメント欄に記載をお願いします!!

楽しく紹介することを目指してるので、小さな祖語は許して…!(小声)

 

今回の関連カード




勝利への躍進

エルズペスは、アショクの悪夢から入手した影槍を手に、定命の世界への脱出を目指し、死の国を駆けます。

彼女のその旅の中、多くの仲間を集め、また多くの戦いに勝利します。

そして、その勝利のたびにこのように叫ぶのです。

「これこそが真のクルソー!ヘリオッドの手にあるものは偽物です!」

勝利への躍進




ケイリクスとの激突

また、彼女の眼前に立ちふさがるのはただの敵ばかりではありません。

そう、クローティスから遣わされたケイリクスもまた、彼女を阻止しようとする一人なのです。

運命の手、ケイリクス

 

ただ、エルズペスは歴戦の勇者その一人。

対して、ケイリクスは生まれたての戦士です。

幾多もの激突に、エルズペスは必ず勝利しました。

 

そんな戦いの中、ケイリクスもまた、学んでいくのです。

自分の敵を、そして自分自身を。

永遠の安息たるこの国を脱しようとする彼女の不合理さに、困惑を覚えながら。

エルズペスのストーカーとして生まれた男




ヘリオッドとの対峙

そして、出口に立ちふさがるケイリクスを倒したその時、ついにヘリオッドがその姿を表します。

彼の胸の中には、ただひとつの信念と、恐怖が。

「逃走されてはならない…エルズペスこそ我が終焉となる存在…そして、全ての原因」

前回同様、殺す気マンマン神

 

理性を捨てたヘリオッドは、その手に神槍クルソーを握りしめ、エルズペスへと突撃したのです。

しかし、その槍は即座に彼の手の内にて砕けます。

それは、エルズペスが勝利のたびにあげていた鬨の声。

 

「これこそが真のクルソー!ヘリオッドの手にあるものは偽物です!」

 

この声が、それを聞いた魂を信じさせたのです。

そして、その信心こそが、ヘリオッドの神槍を崩壊へと導いたのでした。

 

目の前に突きつけられる、かつて自分のものであった槍先を見つめ、彼はついに膝を折ります。




ヘリオッドの神罰

これに喜びを隠しようがないのが、死の神エレボスです。

ヘリオッドの蛮行により起こったあらゆることに激昂し、また疲弊していたエレボスにとって、こんなに愉快なことがありましょうか。

エレボスは、ヘリオッドを容易に打ち倒したあと、彼を巨岩の下に据えたのです。

彼への罰として、ヘリオッドが永遠の時を苛むか、地上の崇拝者から忘れ去られるまで…。

 

その様子を表した「ヘリオッドの神罰」は、まさに今回の「太陽冠のヘリオッド」を殺す能力になってますね。

ヘリカスざまぁ(笑)の瞬間

 

エレボスは、今回の英雄たるエルズペスへと永遠の感謝を告げ、そして定命の世界への安全な帰路を与えたのでした。

これが、エルズペスをめぐる、仇敵ヘリオッドとの戦いを描いた英雄譚の全容です。

死の国からの脱出を「死に打ち勝つ」と言うセンス




今回はここまで!

これが、テーロス還魂記のあらすじです。

ヘリオッドの裏切りによって終わった「テーロス」での物語の続きとして、まさに「英雄譚」と呼べるハッピーエンドを迎えた名作ですね!

今回でメインストーリーは終わりになりますが、テーロス還魂記には、まだご紹介できていない世界観がいくつかありますので、このあとも少しだけ続けたいなと思っています。

次回もお楽しみに!

 

 

*出典*

テーロス還魂記 物語概要

テーロス還魂記 ストーリーカード