【コラム】近代MTGのイケメン5選を紹介しよう【ストーリー】
はじめに
硬派なストーリーにおいては、美女よりもイケメンが好き。
どうも、オクハラデンです。
MTGのストーリーを追っていると、色んな感情が沸き起こります。
「あのカードの背景にはこんな物語が…!」
「このキャラクターってこういう性格なんだ!」
「あそことあそこの二人にこんな関係が…!?」
えとせとら、えとせとら…
そして、筆者がよく抱く感情に、以下のようなものがあります。
「こいつイッケメンやなぁ…(; ̄д ̄)」
カードで見た時もカッコいいと思ったけど、ストーリーを追ってみるとさらにイケメン具合が増している。
イラストを見て惹かれ、ストーリーを見てさらに惹かれ、対戦中にそのカードを繰り出されようもんなら語りたくなってしまう…。
そんなこと、よくあるよね。ストーリー好きならば。
というわけで、今回はそんな内容を記事にしてみよう!
私が独断と偏見で選ぶ、近代MTGのイケメン5選!
異論反論大いに認める!コメント欄かTwitterにリプちょうだい!
というわけでいってみよー
1人目:ジェイス・ベレレン
「MTGにおいて、イケメンと言えば?」と言われたとき、まっさきに名前が挙がりそうなのがこのジェイス坊や。
なんといってもツラがいい。
明らかに主人公格プレインズウォーカーの中で、「カッコいい枠」としてデザインしたでしょ!と言わんばかりのイケメン具合。
ゼンディカーの夜明けのアートなんか、ほぼザック・エフロン。
作中でもそのイケメンぶりは発揮されることが多く、近代MTGにおいて色恋が絡むのはジェイスくらいでしょうか。
かつてはあのリリアナと良い関係になり。
初めは作戦で近づいたリリアナも、徐々に彼に惹かれていきます。
異界月のストーリーでは、ナヒリへの復讐作戦を決行しようとするソリンに対し。
リリアナのジェイスへの思いが漏れ出ます。
「あなたはその人がイニストラードにどんな復讐をしようとしているか、何も気にならないの?」
リリアナは尋ねた。
「ジェイスが……」
そう言いかけて彼女は姿勢を正した。
「……何千もの人々がいるのに!」
「この世界は破滅に向かっている。あの娘がそう仕組んだ。君のジェイスくんもスレイベンにて、一緒に死ぬだろうな」
(中略)
リリアナは外を一瞥し、そして今や恐怖を抱かせるような優しさを放つオリヴィアを再び見た。
※異界月 イニストラード最後の希望より抜粋
また、”破滅の刻”でボーラスの攻撃により記憶を失ったジェイスは、”イクサラン”の物語でかつての仇敵ヴラスカと共闘し、彼女ともねんごろになります。
近代MTGで最も尊い(※個人の感想です)物語を経て、デートの約束を取り付けて分かれる二人。
ストーリーをかじっている人なら、「ブリキ通りでコーヒーと本」という一文で尊死します。
私がするんだから間違いない。そうに決まってる。
ヴラスカは微笑んだ。
「全部片付いたらさ……ラヴニカのブリキ通りの市場へ連れて行ってやるよ」
ジェイスは、彼らしい悲しく小さな笑みを返した。
「ブリキ通りの市場の場所は俺も知ってます」
「ああ。けど……連れて行ってやりたい。コーヒーを飲んでさ、いい本屋があるんだ」
(中略)
ヴラスカは微笑んだ。
「つまり、デートだな」
※イクサランの相克 妨害工作より抜粋
なお、灯争大戦の後日談では、この二人はかなりオアツイ展開(※)になったそうで。
ストーリー的にも認められた、これぞイケメンキャラ、ですね 笑
※詳細が知りたい方は、是非若月さんの晴れる屋記事をご覧ください。
2人目:ギデオン・ジュラ
さて、ジェイスが「誰しもが認めるイケメンキャラ」であれば。
「ストーリーを知っている人たちの選ぶイケメンキャラ」こそ彼、ギデオンになるのではないでしょうか。
プレインズウォーカーたちの英雄同盟「ゲートウォッチ」の提唱者にして、正義を体現したかのようなヒーロー。
彼のイケメンエピソードには枚挙にいとまがありませんが。
一つ、私の好みでご紹介させていただくと。
それは“ドミナリア”の物語。
“破滅の刻”のストーリーで、リリアナが自身を縛る悪魔退治のためにゲートウォッチを利用していたことが明るみに出ると。
英雄たちの間に、一気に彼女への不信感が高まります。
ニッサは明らかな嫌悪感とともに、ゲートウォッチを去ることを決めます。
また、チャンドラもまるで彼女の後を追うように修行の旅へと消えてしまうのです。
精神攻撃でどこへ消えたともわからないジェイスのいない今、残るのはリリアナとギデオンのみ。
しかし!
このギデオン!
去らない!
リリアナは不機嫌そうに彼へと食ってかかった。
「それで? あなたはどこへ行くの? どういう言い訳をするつもりなの?」
ギデオンは弱々しく息を吐き、リリアナへ視線を移した。
「私は留まるさ。何も変わらない。ボーラスは倒さねばならない、そして君はその悪魔を倒さねばならない」
「私は――」
リリアナはそう言いかけて彼を見た。そしてその感情は再び強張った。
「いいわ。なら仲良くやりましょ」
※ドミナリアへの帰還 第1話より抜粋
以降、ドミナリアの物語を通して、ギデオンだけはリリアナのそばにい続け、彼女を信じ続けます。
それは、ジェイスがイクサランの旅を終えて戻り、リリアナを信用しないよう警告したときも。
そして、ドミナリアの旅を終わるときにも。
物語の終わり、次元渡りをしドミナリアから離れた英雄たちに対し、一向についてこないリリアナ。
「やはり裏切ったのだ」と一蹴するジェイスに対し、憤激しながらも否定したのがギデオンです。
そしてリリアナの無実を証明すべく、彼女の痕跡のなくなったドミナリアへと戻るのでした。
ギデオンは迷い、必死に何かの、リリアナが自分を裏切ってなどいないという痕跡を、希望を探した。だがジェイスが待っており、ボーラスを攻撃する計画は既に動き出していることもわかっていた。皆のもとへ戻らねばならなかった。
はっきりと声に出して、彼は告げた。
「どこにいるかはともかく、リリアナ。君は自分の行いをわかっていると私は信じている。そして、また会えることを願う。これは本心だ」
そして彼は踵を返し、ドミナリアから離れた。
※ドミナリアへの帰還 第12話より抜粋
最後の最後までリリアナを信じぬく、正義の権化ギデオン。
ンンーーーッ!イケメンッッッ!!!( ;∀;)
この後の展開は皆様ご存知の通り(?)
灯争大戦にてリリアナは、図らずも英雄たちを裏切ったかのような”ボーラス側の人間”として姿を表しますが。
最終的に彼女のボーラスへの裏切りが、英雄たちを勝利に導くのです。
そして、ギデオンは最期まで身を賭して、彼女を守り続けたのですね。
ギデオンはストーリーを追えば追うほど、そのイケメンぷりに拍車がかかっていくので、ぜひ読んでほしい!
そらあね!当のリリアナも、ギデオンロスを引きずるのよ!!
「なぜなの、ギデオン?大勢の人の中で、なぜ私を助けるの?」
3人目:テフェリー
最近になって、ストーリー上で突然イケメン力を強めてきたのが、太古から存在するプレインズウォーカー、ハゲ(愛称)ことテフェリーさん。
ホント、ドミナリアや灯争大戦でカード化された際に、環境を荒らしすぎたせいで、プレイヤーの中には彼の顔も見たくない人たちがいる中。
それを償うかのように、近年のテフェリーは好感度を爆上げしに来ています。
ドミナリアにて“誓い”を立て、ゲートウォッチに加入した彼は、チーム内で「最強にして余裕と包容力を持つ男」としての地位を確立し始めています。
そもそも諸々最強すぎて、知名度が高い。
イニストラードで出会ったレン曰く。
「お前の伝説はお前自身よりも遠くまで旅しているぞ」
※サイドストーリー第1話:もつれたものより抜粋
同じくイニストラードのソリン曰く。
テフェリーの相変わらず寛いだ様子は苛立たしかった。何ひとつこの男を困らせはしないようだった。
※メインストーリー第1話:徴税と招待状より抜粋
圧 倒 的 強 者 感
それを示すかのように、雄たけびを上げる、歯を食いしばる、等のアートが多いゲートウォッチの中で、近年は特に”微笑んでいる”イラストが多いのが、テフェリーの特徴です。
数々の強敵が軒を連ねるストーリーの中、この最強戦士っぷりは心強いですね。
なお、これほどの力を持っていながら、彼は”驚くほど親しみやすく”、また”貴族も恥じ入るほどの宮廷儀礼を身に着けている”ともされています。
このハゲ(愛称)、無敵か?
4人目:ウィル・ケンリス
古参ばかりでもあれなので、期待の新星もご紹介しましょうね。
ここ数年で頭角を現したイケメンキャラと言えば、エルドレインの王家の弟、ウィル・ケンリスさんではないでしょうか!?
なんといってもツラがいい。
姉(双子ですが便宜上”姉弟”とします)のローアン・ケンリスとプレインズウォーカーの灯を共有し、常にニコイチで動く英雄。
姉が動なら、弟は静。
すぐ身体が動くローアンの良き制御役になる男です。
そして彼のイケメンエピソードと言えば、やはり命を賭してガラクを救ったことでしょうか。
オーコの術にかかり、一度は姉弟の敵に回ったガラクでしたが。
彼が呪いに苦しみ、現地のマーフォークによって川に引きずり込まれるのを、命懸けで飛び込み救ったのがこのウィルです。
この副産物として、ガラクは長年苦しめられていた呪いから解き放たれ。
姉弟が灯に覚醒し、次元から旅立った後も、彼らの保護者役を買って出るに至ります。
「俺の呪いは解けた。行きたい所へどこへでも行ける。だから約束しよう、アルジェナス・ケンリスとリンデン・ケンリス。俺が二人を追いかけて、見守ろう」
「なぜ、そのような?」
「あの二人が俺を助けてくれた。だから俺もそうするつもりだ」
※『エルドレインの王権』物語ダイジェスト:第8回 より抜粋
灯に覚醒した彼らが、ガラクとともに一体どのような旅をしたのかは明かされてませんが。
ストリクスヘイヴンに入学するにあたり、彼らはガラクの許可を取ったことも仄めかされています。
双子が今に至る活躍ができているのも、間接的にウィルのイケメン力の賜物と言えるかもしれません!
5人目:アルヴァード
有名どころのプレインズウォーカーばかり挙げ連ねてしまったので、最後は少しマニアックな方を挙げてみました。
…え?「誰だ」って?
嫌だなぁ、ドミナリアの伝説の騎士にして吸血鬼ですよ?ご存じないんですか?
「MTG界におけるイケメン吸血鬼と言えば?」という質問に対し、「ソリン」と答える人が大半かとは思いますが…
これ以降、それは禁止です。
これからは「アルヴァード」と答えるようにしましょう。
ソリンは随所にイケメンじゃないエピソードが多いし…ね(小声)
なんといってもツラがいい。
MTG界イケおじランキング作ったら3本の指に入るんと違うかというくらいにツラがいい。
アルヴァードは元々ベナリアの騎士でしたが、敵に捕らえられた際に吸血鬼にされてしまいます。
が、そこで騎士道精神を失っていないのが、彼の最高のイケメンポイントです。
彼は自身の吸血衝動と戦いながら、ドミナリアの敵である陰謀団と戦い、その者たちでのみ渇きを癒しています。
彼はふとしたきっかけでウェザーライト号の修繕を行う天使ティアナと出会い、戦艦内部のパワーストーンによってその吸血衝動の抑え込みに成功します。
以降、彼はティアナの良き語り相手となるのですね。
「天使の女性と吸血鬼の騎士男性」というこの取り合わせがまた尊いのですが、それはまた詳細を読んでいただくとして…。
ある日、修繕中のウェザーライト号を、フェニックスが襲います。
ジョイラより託された艦体が焼失の危機を迎えるわけですが、これを救ったのがアルヴァードでした。
アルヴァードが濡れた毛布を彼女の翼にかけ、慌てて尋ねた。
「ご無事ですか?」
炎は消えた。傷は表面的なものに過ぎず、それに天使の治癒は人よりもずっと速い。
「私は大丈夫です」
アルヴァードもまた所々が焦げており、その官服には明らかに燃えた跡があった。
「あなたは?」
「アルヴァードが守ってくれました」
今も息を切らしながらティエンが言った。彼女は煙が立つ天幕の残骸を指さした。
「彼がカンバスを持ち上げてくれて、それで逃げられました。そして彼はウェザーライト号を守ってくれました。貴女のことも守ってくれたのだと思います」
※ドミナリアへの帰還 第4話より抜粋
そしてティアナは気づきます。
アルヴァードはこの混乱に乗じて、自身の吸血衝動を満たし、またパワーストーンを盗んで逃げることもできたことを。
しかし!受けた恩義を絶対に仇で返さない!
まさに騎士道精神!
やだイケメン!!
…おわかりいただけましたか?
次からは「イケメン吸血鬼=アルヴァード」ですよ?(大文字)
今回はここまで
いかがでしたでしょうか。
そして少しばかりおわかりいただけましたでしょうか!
普段カードを見て「ほーんイケメン」と思うことは誰しもあるかとは思いますが。
ストーリーを追うと、それが二重にも三重にも感じられるってことです!
背景世界に興味を持つきっかけは、色々な入り口からでいいんじゃないかな~なんて思いますので。
イラストで惚れたならば、ぜひその人となりも調べていただきたいですね。
皆様も、もし推しのイケメンがいましたらコメントやTwitterで教えてくださいまし!
では、次回もお楽しみに!
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