【MTG】ギサとゲラルフの姉弟物語【ストーリー】
はじめに
基本的にプレインズウォーカーを中心とした英雄の物語をあらましとしてご紹介している当ブログ。
今回は珍しく伝説のクリーチャーについて触れたいと思います。
この度ご紹介するのは…!?
イニストラードのお騒がせ姉弟、ギサとゲラルフ!
とにかくもって、伝説のクリーチャーの中でもファンの多い二人です。
なんやかんや歴史の長い二人なので、その全てを紹介できるわけではありませんが。
この二人がなぜ人気なのか、その魅力の一端と、これまでのストーリーをかいつまんでご紹介します!
ギサとゲラルフって誰?
さて、今回ご紹介する二人のあらましから。
フルネーム、ギサ・セカーニとゲラルフ・セカーニはイニストラードに住む姉弟です。
遠縁にはミケウス・セカーニがいますね。
いきなり余談ですが、このミケウスはカード名の通りアヴァシン教会の月皇です。
が、他ならぬゲラルフに殺害されたのち、リリアナによって復活させられました。
そして現在、よくわからない構築物とコンボを組み、統率者戦で無限コンボを成し遂げているわけです。
さて脇道の話はさておき。
ギサもゲラルフもアンデッドを使いこなす技術の持ち主ですが、流派が異なります。
まずお姉ちゃんのギサ。
彼女はグール呼びといわれる屍術師です。
墓地にいる死者たちを呼び起こし使役する、ザ・ネクロマンサーといった感じです。
彼女に関するゾンビたちは、その原型をとどめている、こちらもザ・ゾンビといった感じですね。
対して、弟のゲラルフ。
彼はスカーブ師(縫い師)と呼ばれるタイプの屍術師です。
死体からパーツを集め、それらを縫合することによって新たな異形のアンデッドを創り出すという特徴を持っています。
ザ・ゾンビなギサのものと違い、デカかったり羽が生えていたり腕がたくさんあったりするのが特徴ですね。
さて、そんな二人の姉弟。
その関係性はというと、なんだかめっちゃ険悪です。
二人はその流派の違うアンデッドたちを戦わせる「屍戦争」という戦いを巻き起こし、一つの街を荒廃させました。
以来、ことあるごとに二人は争っているのですが。
ストーリーにおいては、二人が文通をしつつ物語の状況を描写していくという特徴があり、この二人の手紙が、なんかもうめちゃくちゃ煽りあっているのがもはやお決まりになっています。
ただ、二人は単純にいがみ合っているのかというとそうでもなく。
それでもなんかお互いがお互いを認め合ってますよね!?
…みたいな関係性が透けて見えるのが、この二人の人気者たるゆえんでもあります。
あまりに人気がありすぎて、2021年のHappy Holidaysプロモにおいてギサがゲラルフに対してゾンビの腕をプレゼントしているという心温まる(!?)カードが実装されました。
いやもう仲良しですやん!!!
イニストラードを覆う影
では、実際にストーリーの方を見てみましょう。
まずはイニストラードを覆う影での物語。
ギサはこの物語の前段で、オドリックによって逮捕されてしまいます。
しかしその護送の最中、馬車は何者かに強襲され、その隙を逃さなかったギサは脱走に成功していたのでした。
そして、ウッキウキで弟に書いた手紙がこちら。
ゲラルフへ
脱獄したのは誰でしょう!
あなたの最愛の姉、ギサより
そして彼とのやり取りにて、彼女の護送馬車を襲ったのがゲラルフのスカーブであったことを知ります。
プッツンきた姉御、弟に宣戦布告です。
その手紙のやり取りの中で、彼女はナヒリという女性と親友になったことを弟へと突きつけるのでした。
腸詰仕立て屋さんへ
お友達ができましたのよ! それもきっと同じくらいの年の!
(中略)
ナヒリちゃんは私の技を見てとても喜び、自分は上手ではないかもと言って、でも私の能力を伸ばしたいととても興味を持ってくれました。私はもう一度グールを呼び、ああ、これまでにないくらいに素晴らしかったわ!
そういうことです。あなたは返し縫いと針編みへお戻りなさい――私には新しい仲間がいるのです。あなたなど必要ありませんのよ!
ギサ
親愛なる肉編みさんへ
何故私の手紙に返信しないのですか。女友達がいるのですね、知っておりますのよ。
ギサ
ギサへ
どうかその件については蒸し返さないで頂きたい。リリが女友達だった事などない! あの女はスレイベンにてミケウスの死体を奪って逃亡した。知己であったのは束の間だけで、以来姿を見ていない。あれは恐ろしく、憎むべき女だ。
憎むべきなのは姉上もですが。その古くて酷いあだ名で私を呼ぶのを止め、そして貴女の逃亡を手助けしたことを今すぐ感謝して貰いたいものだが。
ここに血の塊まみれの足がある。貴女の性格を思い出させるようだ。
ゲラルフ
めちゃくちゃ手紙で煽っているのに、返信がないとキレる姉御、推せる。
ゲラルフの返信がわりかし淡々としているのもポイント高いですね。
なお、ナヒリとギサは同い年ではない。数百倍くらい年齢違う。
このストーリーは、終始二人の喧嘩文通で幕を閉じます。
ギサへ
貴女とはここまでだ。
これ以上の遊びは御免だ。私はまもなく最高の創造物を完成させる。そして私が姉上に望むのは、私を放っておいてくれる事だけだ。
囚人の馬車にスカーブを送り込み、貴女を解放させたのは私だ。貴女の捕獲者に打ち勝つために苦難を乗り越えて攻撃の軍を作り上げたというのに、貴女は一度たりとて私にその解放を感謝すらしていない。
この血まみれの地獄穴のような教区で、何十ものスカーブを立ち上げる能力を持つ者が私以外にいるとでも? 我が名入りの創造物にただ偶然遭遇するほど幸運だったとお考えか?
貴女の無知は侮辱に等しい。そして我々の子供じみた過去へしがみつこうとするその様は痛ましいものだ。愛しの姉上よ、私のように成長して頂きたい。私はただ貴女を助けたいのだ。
ゲラルフ
ゲラルフへ
あなたは高慢で自信過剰で汚らしいできそこないですね。私が自分で脱出できないなど、何故そう単純に思ったのです?
すぐに真実がわからず、あのスカーブが何かを認識できなかった私が愚かでした。その無遠慮な道徳心を忌まわしいご自身の中に留めておきなさい。私は決してあなたの手など必要としていませんし、あなたの助けに頼ることなどこの先も決してありません。
(後略)
ギサ
…とまぁこんな感じ。
喧嘩口調なのに、なんか「愛しの姉上」とかいうセリフが出るのも良いですよね。
ちなみに、ギサがこの時にナヒリと手を組んで完成させたのが「溺墓の寺院」だそうですよ。
イニストラード:真夜中の狩り
さて、ストーリーラインは流れ、「イニストラード:真夜中の狩り」のお話。
ギサはこの時点で都市スレイベンにいることになっています。
前述の「イニストラードを覆う影」「異界月」での物語にて、エムラクールとの決戦の最前線となったスレイベンは、その時にリリアナが招来したゾンビたちにまみれ、ギサはそれらを統率する形でこの場所に居座っているわけです。
そうですね、まぁお決まりということで、一応ツッコミを入れておきましょう。
リリアナ、ちゃんと片づけてから去れwww
…はい、ストーリー公開時に皆が放ったツッコミもできたところで。
そんな背景もあり、カードイラストでは喜びが止まらないギサお姉さまでしたが。
その実、自分の命令を聞く者しかいないこの都市スレイベンに、内心飽き飽きしていたのでした。
ということで、弟へ文通です。
最愛の弟へ
(それというのも、両親が私にもっと良い別の弟を作ろうと決心して下さらなかったためなのですが。真にわがままな方々でした。もっとじっくりと作って頂きたかったものです。とはいえあなたはただひとりの弟であり、私の頭脳を理解できるほどに賢い唯一の人物ですので、思うにあなたが、残念ですが、私が最も愛する弟ということになるのでしょう)
ここスレイベンでは、何もかもがひどく退屈になりつつあります。あなたがここにいてくれたらと思い始めたほどです。
(中略)
そう、愛しの弟よ、あなたの全てを夢に見ます。丸く白い瞳で見つめるたるんだ顎の化け物を。私のお眼鏡にかなうという栄誉にあずかるあらゆる敵の中でも、あなたを。素晴らしく誠実なゾンビたちの肉で作られた、腱と皮膚の醜く鈍いがらくたであっても。
(後略)
ギサ
冒頭からの煽りがすごいwww
とはいえ、これはお姉さまからのラブコールです。
彼女は退屈していて、弟にかまってちゃんになっているわけです。
では、弟君の返信を見てみましょう。
ギサへ
スレイベンが不満ならば、責めるべきは誰でもない姉上自身であり、姉上自身の酷い性格だろう。だからこそ姉上は幼い頃から友達がいなかったのだ。我々が子供の頃からずっと、姉上と友達関係を続けるのを我慢できた者はいなかった、息をしている間は。私は常々理解していた。姉上が真に幸せでいられるのは死者たちに囲まれている時だけだ。そう、姉上の願いは叶っているではないか。
そこに喜びを見出せないのであれば、それは姉上自身の責任だ。もう私に手紙など寄越さないで頂きたい。
ゲラルフより
カウンターパンチもすごいwww
友達がいないことまで煽るのは駄目よ!真実かどうか知らないけど、えぐられるから駄目よ!!
この手紙の直後は、ギサが壁に皿を叩きつけるシーンへと繋がります。
まぁそりゃそうよね…。
そしてこうなる。
空っぽの墓の女帝、スレイベンの不敗の女王ギサは玉座たる柔らかな椅子に崩れ落ち、拳に顎を乗せ、ふて腐れた。
「ふて腐れた」て!!
可愛いな表現が!!w
この辺が彼女(と彼)の愛されるゆえんでもあるなぁと感じる次第です。
さて、真夜中の狩りのストーリーでは、この後なんと生前ギサに一目惚れした(!)グールのウィルヘルトという人物が、彼女に会いに来ます。
暇つぶしにはなると思ったギサに対し、猛烈なアプローチをかけるウィルヘルト。
行軍したり手紙を贈ったり、と彼なりに手を尽くしていくのですが、そのストーリーの結末は…?
とまぁこの辺りは、今回ご紹介したい姉弟の話からは逸れてしまいますので、いったんここまで。
気になる方は是非原文や、抜粋で説明しているMTGwikiのページを見てみてね!
機械兵団の進軍
とまぁこんな感じで、今までは本編外のサイドストーリー的な立場で描かれてきた姉弟のストーリー。
しかし!機械兵団の進軍にて姉弟の物語は急展開を迎えます!
皆さま!ここからが面白いところですよ!
エリシュ・ノーンの侵略樹はもちろんイニストラードへもその枝を伸ばし。
ただでさえ怪物の多いこの次元に、ファイレクシアンという新たな怪物たちを生み落としていったのでした。
そして、二人もその異常事態に気づき始めます。
一つに空に走った白い枝によって。そしてなにより、イニストラードの死体たちの異常によって。
例によって弟に構ってほしいギサは、硬い金属をまとうゾンビを目にし、ゲラルフの遊戯に誘われたと喜び、それと対峙します。
が、そこで現われたゾンビが繰り出したのは、油に塗れた剣と想定時間外の攻撃。
遊戯における明らかなルール違反に憤ったギサは、その旨をゲラルフへとしたためます。
愛しの肉裂きさんへ
(前略)
先程、滑稽で不格好なものたちが河口からふらふらと歩いてきて私の素敵な午後を台無しにしてしまいました。あれはあなたの仕業かしら? あなたがあれらの屍に何をしたのかはわかりませんが、汚らわしく不適切です。
(中略)
あなたは不死者を汚したのです。二度としてはなりません。
愛をこめて(こめませんが)
ギサより
追伸:あの剣は卑劣ですわよ。剣を使わないと決めたのはあなたの方だというのに、今あなたは油にまみれた科学の剣で私の創造物を襲うというひどい過ちを犯しています。不作法ですわよ、ゲラルフ。全くもって不作法です。
親愛なるギサへ
その油に触れてはならない! ここまで長生きしてきた姉上は賢明であろう。姉上が見た油は、河口から現れた死体が運んできた汚染なのだ。
(中略)
あれらは私が作り出したものではない。ファイレクシアに属するものであり、イニストラードをイニストラードたらしめるすべてを破壊しようと目論んでいる。我らが輝かしき故郷を、自分たちの帝国へと続く一介の前哨地に変えようとしている。ヘイヴングルにも到達された今、あれらを阻止する手段を見つけねばならない。さもなくばすべてが、死者ですらも、失われてしまうだろう。
(後略)
ゲラルフより
仲の悪い姉弟と言えど、お互いがお互いに死んでほしいと思っているわけではありません。
この注意喚起が、弟から姉への思いの証拠ですね。いと尊し。
そして、この後二人を迎える激アツ展開が…。
弟へ
イニストラードを滅ぼそうという者がいるとすれば、それは私たちであるべきです。屍戦争の開始を提案致します。共にファイレクシアと戦い、勝者がすべてを得るのです。私が勝ったなら、ヘイヴングルを頂きます。あなたが勝ったなら、とはいえようやく私の素晴らしい力を認めたあなたが勝つなどということはありえませんが、エンゲルトゥルムを差し上げましょう。私はガヴォニーに帰ります。
さあ、大騒ぎを起こしましょう。
あなたの姉、ギサより
ギサへ
始めよう。
ゲラルフより
共同戦線じゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!
ハイ、皆さまここが激アツポイントです。
いがみ合っていた二人が、なんと手を組みます。
なにより、この時の二人のセリフがカッコいいですね。
「さあ、大騒ぎを起こしましょう。」→「始めよう」
ですよ!カッコよすぎますね!
さて、共闘を始めることを約束しあった二人。
ゲラルフは街から離れた森の中で発見したビヒモスをスカーブとし。
ギサは声を枯らす歌声で、水底の怪物を使役します。
が、それらもファイレクシアの数の力に敗北していきました。
姉の笑い声も止まってしまう展開。
そんな中ついに、弟、動く…!
ギサへ
我が最愛の姉よ。この新たな恐るべき敵の動きは速すぎる。力を合わせない限り、資源は尽きてしまうだろう。私の技術によって屍を破壊したときは姉上がそれを活用しているように、ファイレクシアが破壊した屍は私が活用できる。そして我々ふたりがよく知るように、姉上が捨てた死体であれば私はそれを活用することができる。だがそのためには、姉上に所有権を放棄して頂く必要がある。
我がスカーブたちは既に外壁から我々の最大の功績を回収する準備を整えている。そしてその区域のファイレクシア人へと両軍を集中させたなら、大規模な損失を出すことなくやり遂げてくれると私は信じている。姉上の巨大なザリガニを私へと任せてくれるだけで良いのだ。そうすれば戦いの趨勢は我々の方へと傾くだろう。
ゲラルフより
二人の技術の結集!
姉上の呼んだ最強グールを、弟の力で融合!
お互いの良いところを重ね合わせた最強展開です。
もちろん、姉上はこれに激怒。
伝書使を八つ裂きにするほど怒りますが、その怒りは何の役に立たないことも理解します。
そして。
親愛なる最愛の軟骨食らいの忌まわしき弟へ
私のザリガニはひどく破損してしまいました。あなたでもあれ以上悪くはできないでしょう。あなたの作品が研究室に引きずって行けるというなら勝手にしなさい。ですがこれは貸しですからね!
ギサより
承諾キターーーー!
ついに矜持を越えて手を組んだ二人。
ゲラルフは、自身の最高傑作になることを確信しつつ、二体の怪物を繋ぎ合わせていったのでした。
結果的に、その融合体はファイレクシアから勝利をもぎとります。
そしてストーリーのラストにて、ファイレクシアの死体を焼く炎を眺めながら、姉弟は束の間の平穏を楽しむのでした。
「寂しくなりますよ、姉上」
「寂しくなる? 何故あなたが寂しくなるのです?」
炎を見つめたままゲラルフは肩をすくめた。
「何故かって、それは姉上がガヴォニーへと戻られるからでしょう。覚えておられますか、我々の合意内容を。私が勝利したなら、姉上はエンゲルトゥルムを引き渡して去ると」
「私がおもちゃを与えてあげなければ勝てなかったでしょう! それを勝利とは呼べません。私は何処へも行きませんわよ」
「姉上の玩具ですか? 戦いが終わると即座に倒れたあれがそんなにも重要だと仰るのですか?」
新たな脚を得てもなお、あの巨獣は陸上での行動に適していなかった。戦いが終わるや否や崩れ落ち、ゲラルフですら修復は不可能だった。
「私たちのどちらも勝利してはいません」
ギサはそう言い放った。
ヘイヴングルの生存者たちが家の中に縮こまる一方、ふたりは口喧嘩を続けた。河口の外に広がる平原に不死者の軍勢が陣取り、永遠に続く戦いを再開しようとしていた。
ファイレクシアはあらゆるものを変えてしまうが、彼らですら変えることのできないものがあるのだ。
今回はここまで
本ブログでは珍しい、伝説のクリーチャーについての記事となりました。
でも、いいよね!ギサとゲラルフ!
前から「おもしれーキャラクター」と思ってましたが、機械兵団の進軍で手を組むエピソードがアツすぎて、紹介せざるを得ませんでした!笑
最後の一文まで、ファンを楽しませる文章になっててとても良き。
プレインズウォーカーだけでなく、こういう現地の伝説たちも良いキャラしてるのがMTGストーリーの魅力ですね!
また機会があれば、その他のキャラクターについても掘り下げてご紹介いたします!
では次回もお楽しみに!
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コメント一覧
更新お疲れ様です。
愛を込めて(込めませんが)とキレッキレの言い合いをしながらなんかファイレクシアを押し留めていたんですよね、この姉弟…
サリアちゃんはまた生き残ってカエル様の背中に乗っている一方でここまで元気なのは流石です
最初油について教えるためにゲラフルに接触したのはソリンでしょうか…?
ナヒリの完成化に彼は何を思うのかぜひ聞いてみたいです
追記
ファイレクシアはあらゆるものを変えてしまうが、彼らですら変えることのできないものがあるのだ。
最後こうやっていい話っぽく〆てるのが最高に好きなポイントです
めちゃくちゃわかりますわぁ…この締めの文、最高っすよね。
ゲラルフに接触した男「白髪に冷たい物腰の、現地の標準から見ても実に奇妙な男」…ソリンですねぇ…笑
完成化したPWに関りのある英雄たちの物語も、今後描いていってほしいっす!