【MTG】指輪物語コラボの元ネタ探しの旅【ストーリー】

はじめに

執筆現在、3月中旬。

MTG界では、指輪物語コラボのカードたちが先行公開され、ファンをはじめとしたプレイヤーをにぎわせました。

なんと、そのカードテキストやイラスト等々、かなりフレーバーに富んでいるそうで!

MTGでも背景ストーリー好きな私、とても気になったわけです!

何を隠そうこの私、マジで指輪物語は”ミリしら”です!

1ミリしか知らない”略して”ミリしら”です。

「色んな人が、ひとつの指輪を争奪する話」

これが私の知っている1ミリです。

「たったひとつの指輪を求めて争い、それを手に入れられた者が世界の覇者になるんだろうなー」と。

そんな程度の予想だけしています。

これは、この好機に観るしかねえ!

そして、元ネタを知って以降のカードプレビューもファンの皆々様と楽しむしかねぇ!!

 

…という一心で、映画版「ロード・オブ・ザ・リング」第一作を観終わってきました。

 

指輪物語を知っている人も!知らない人も!

これを機にマジックのカードの元ネタとなった内容を見ていこうぜ!

てなわけで、第一作を初めて観た私の感想ともども、マジックのカードの元ネタ探しの旅、ぜひお付き合いくださいませ。

当然ながら、ネタバレ超注意!

※下記に引用される映画の文言などは、全て邦訳版のものです。

 




目次

ロード・オブ・ザ・リング前編

第一作を観て、そもそもに私の思い描いていたストーリーがまず違っていることに気づきます。

「コレ指輪を手に入れる話じゃなくて、指輪を捨てに行く話だww」

私の知っている1ミリですら間違ってるでやんの。

あと「色んな人」と言いましたが、そもそも奪いあっているのも基本ヒトじゃない。全部違っとる。

 

さて、映画本編はこの指輪物語の世界観解説から始まります。

遠い昔、十九の魔法の指輪が造られた。

三つはエルフ族に与えられた。最も賢く美しい、不老不死の種族である。

七つはドワーフ族に。山の洞窟に住む、穴掘りと工作に巧みな種族だ。

そして九つは、九つの指輪は、他の誰よりも力への欲望の強い、人間に与えられた。

指輪、ひとつじゃねぇww

ワシの知識なーんにも当たっとらんやんww

知らないにしたってひどすぎないか?

ちなみに、これはマジックにおいて「太陽の指輪」にて表現されました。

Foilカードで言えば、エルフ版が300枚、ドワーフ版が700枚、人間版が900枚と数の比率まで合わせてきている原作再現ぷりです。

カードへの落とし込みが上手ですねぇ…。

 

そして、劇中での解説は続きます。

これらの指輪は罠であり、暗黒の王サウロンが十九の指輪全てを操り、滅びの山の炎で一つの指輪を鍛造したと。

この指輪はサウロンの邪悪な意志が込められ、全てを支配するものだと。

これこそが、私も知っていた「ひとつの指輪」ですね。

映画の中でも指輪にはフェアノール文字にて刻印がなされていますが、それらを原作再現したのが、マジックにおける「一つの指輪」のようです。

なんと世界にたった一枚しか存在しない一品。

たとえ誰かの手元に現われようとも、原作さながら何十年にも渡ってその存在はどこかに隠されるかもしれません…。

 

さて、指輪によって混乱に陥る中つ国。

そして暗黒軍vs連合軍の戦いの中でサウロンは敗れ、指輪は2500年もの間行方不明となりますが、ある人物がそれを水底より発見することとなります。

「いとしい…しと…」

指輪はゴラムのものとなり、ゴラムは霧ふり山脈の奥深い洞窟に住みついた。

そうして、指輪の魔力の虜となった。

「これは俺のもの…。俺だけの…大切な…いとしい…いとしい…しと…」

指輪はゴラムに不老不死の力を与え、五百年の間、彼の心をむしばみながら、洞窟の薄明りの中でひたすら待ち続けた。闇が再び世界に忍び寄るのを。

 

で、出たーーー!

皆が言ってたやつだーーーーー!

“いとしいしと”だーーーーー!!

世間が言っている言葉の元ネタに出会えた時って嬉しいよね。

まさか冒頭6分で出会えるとは思わなかったですが(゚Д゚;)

マジックでは、ゴラムはその見た目通りのホラークリーチャーとして実装されました。

もちろん、ちゃんと指輪に誘惑されています。

 

やがて、ゴラムの元を離れた指輪は、純朴な種族のホビット族によって拾われることとなります。

ここから、物語は歴史の語りから、現在軸へと移行するわけですね。

 




ロード・オブ・ザ・リング後編

現在軸では、鼻歌を歌う老人の魔法使いが、ホビット族の村へ訪れるところからストーリーが展開されます。

 

ワイ「なんかエルミンスターみたいな人が出てきたwww」

 

どっちが先なのかは知りませんが、典型的な魔法使いルックスのお爺ちゃん。

彼こそが魔法使いガンダルフ

マジックでは赤青のクリーチャーとして実装されたお爺ちゃんです。

「灰色のガンダルフ」なのに、白黒じゃないんだ…(小声)

 

そして彼を出迎えたのが、指輪物語の主人公フロド・バギンズ。

ゴラムから離れた指輪を拾ったホビット、ビルボ・バギンズの養子にあたります。

 

ビルボの誕生日にてその指輪を手にしたフロドは、復活しかけているサウロンへそれを渡さぬよう、指輪とともに旅に出ることとなります。

ガンダルフ、庭師であったサムワイズ、道中で出会ったエルフ、ドワーフ、そして王位正統継承者まで…。

まさにファンタジー世界というべきパーティを結成した一向は、唯一指輪を破壊できる「滅びの山」を目指して、旅を続けるのでした。

滅びの山に、ちゃんとアーティファクトを生贄に捧げる効果が付いているの、原作再現。

 

旅の道中にて、一向はドワーフの地下王国モリアへと訪れます。

いまや廃墟と化していたその地で、彼らはオークたちの強襲を受けつつ、古代の悪魔バルログと対峙することとなります。

ガンダルフはその脅威を知っていたため、仲間たちに早く逃げるよう警告したのでした。

「みんなを率いていけ。橋はあれだ。行くのじゃ!」

その橋がこちら↓

 

マジックでは「罠の橋」の代替カードとして実装されました。

設定的にも、人一人分の幅に手すりもない橋とされており、「罠の橋」のフレーバーにピッタリですね!

そしてしんがりを務めていたガンダルフは、橋の上にてバルログと対峙することとなります。

「この先は通さん!」

(中略)

「我は神秘の火に仕えるもの。アノールの炎の使い手じゃ。貴様の放つ炎は、ワシには通じん。闇の底に戻るがよい!ここは断じて通さん!」

これ進研ゼマジックのカードで見たやつだ!!!!

 

まさにこのカードと同じ場面にて、ガンダルフの一撃はバルログを闇の底へと叩き落とします。

が、悪魔の鞭に絡めとられた魔法使いは、同じように闇の中へと落ちて行ってしまったのでした。

ガンダルフ!死す!!!

マジかよ…最後まで強者として旅に同行してくれるものだと思ってたのに…( ;∀;)

…と、泣いてた私、ふと二作目のサムネを見る。

 

「アレ!?ガンダルフ生きてるくね!?!?!?(゚Д゚;)」

 

なんか盛大にネタバレを喰らった気がします…。まだ観てないので真偽のほどは知りませんが…。

なんやかんやあって、戦いの中で傷つき、時に死してゆく仲間をみて、フロドは一人で旅を続けることを決心しました。

そして、それに付いていくことを宣言したのが、サムワイズ。

大人数のパーティから二人になったホビットたちが新たな場所へと船出をするところで、第一作は幕を閉じたのです。

 




今回はここまで

指輪物語ミリしらな私の、コラボ元ネタ探しの旅、いかがだったでしょうか。

こう見ると、第一作目から先行プレビュー分の元ネタは結構拾えたなーと。

もちろん、映画だけでも三部作の指輪物語、これだけでは終わりません。

まだまだ知らない場面もたくさん…。

アンタダレー?
アンタモダレー?

 

あと、カードが繋がることで名場面を再現できるというボーダーレス版シーン・カードなんてものもあり。

先行プレビューでは、フロド、サム、ゴラム、そして指輪の4つが繋がったアートとして公開されました。

アレ…?これなんかすっごい火山ぽい見た目で…主人公たちの目指していた場所のようなんだけど…。

おや?私またネタバレ喰らってる?(´-ω-`:)

 

また指輪物語コラボのカードが公開され、元ネタが色々書けそうなら第二弾も書こうと思います!

その頃には、三部作全部を観終わっているでしょうし、私も(映画知識だけなら)ドヤ顔解説できるでしょうからな!!!

20年ほど前の映画ではありますが、古さを全く感じさせず、そういう意味において違和感なく観られたのが個人的には感動でした。

各種動画のサブスクサービスにて配信もされてますので、気になった皆様もぜひ元ネタを知る旅へ行きましょう!!

 

では、また次回!

 
 

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*出典*

『指輪物語:中つ国の伝承』ファーストルックまとめ