【イニストラード:真夜中の狩り】第0回 イニストラードの今昔【ストーリー】
はじめに
2021年!ふたたび舞台はイニストラードへ!
これで、ブロック単位で見ると3回目の来訪となるイニストラード。公式に愛されてますねぇ…( ̄▽ ̄)
なんと豪華なことに(?)、この年はイニストラードに関する二つのセットが登場します。
またそれに合わせて、かの次元の様子もかなり変わってきた様子。
新イニストラードのストーリーに言及する前に、今回はそんな次元の背景をご紹介します。
↓ストーリーのまとめはこちら↓
イニストラードの変遷
まずは、これまでのイニストラードの変遷から。
元来、イニストラードは人間にとってはかなりツラい次元です。
ゴシックホラーをテーマにした次元なだけに、闇夜にさまようものたちによって、人間は存在を脅かされています。
ひとたび夜の街へ繰り出せば、幽霊たちが人間を驚かせます。
普段は人間の形をとっている者たちも、夜には狼になるかもしれません。
リリアナと契約した、四柱の悪魔が一柱グリセルブランドを大将とする悪魔軍団もここに。
また、ソリンのおじいちゃんエドガー・マルコフによって、吸血鬼という脅威まで新設される始末。
ここに加えて、ゾンビやドラゴンまでいるよ!やってらんないね!!( ;∀;)
あまりに脅威が多すぎるおかげか(?)、イニストラードの人間はめちゃくちゃ逞しくなっていっています。
モダンの人間デッキ、イニストラードのカードが多いのはそういう…(;´・ω・)
さて、そんな人間にとって非常に生きづらい次元、イニストラード。
そんな世界に、人々の希望となる存在が!
それが、他ならぬ吸血鬼のプレインズウォーカー・ソリンが、自身の半身として創造した大天使アヴァシンです。
アヴァシンとそれが率いる天使の軍団は、人々を脅かす闇の勢力たちを祓い、「呪い黙らせ」と言われる彼女の大魔術は、狼男の呪いを組み換え、無害なウルフィーへと変貌させたのでした。
しかし、そんなアヴァシンも、ある時を境に狂気へと堕ちてしまいます。
アヴァシンの変質により、人々を守るはずの天使たちは人々を殺害し、弱まった光は闇の勢力の隆盛を招いたのでした。
これを問題視したソリンは、アヴァシンの改心に腐心しますが、これができないと悟ると、自身の半身を引き裂かれるような胸の痛みとともに、彼女を破壊することを選びます。
これにより、人々は再び頼るべき光を失ってしまったのですね。
アヴァシンはソリンが生み出した。だからこそ、彼女に最期をもたらすというソリンの役目には、想像を超える酷さが、筆舌に尽くせない痛みが、伴っていた。
ー苦渋の破棄
そして、これらとほぼ機を同じくし、ソリンへの恨みを持ったナヒリが、エムラクールを招来し、人間を含む定命たちは狂気へと堕とされます。
そして『異界月』の物語ラストにおいて、ジェイスたちゲートウォッチと実地調査に来ていたタミヨウの活躍により、エムラクールは月へと封印され、この大混乱は終息を迎えたのでした。
エムラクールを閉じ込められるほど大きなものは一つしかなかった。
ー月への封印
闇の再隆盛
さて、ここまでが振り返り。ここからは2021年のイニストラードについて!
エムラクールの退場によって、巨悪はなくなったように思われるイニストラード。
今回のセットでは、何が敵勢力になるのでしょうか?
これはずばり夜ですね。
エムラクールによる一連の事件は「大患期」と名付けられており、この大患期以降、イニストラードは日に日に夜が長くなってきています。
それにより、この地には霜が降りるようになり、作物の不作が起こり始めているのでした。
このあたりは「真夜中の狩り」にて、「昼と夜」というメカニズムを導入することで明確に表現されていますね!
また夜が長くなったことにより、そしてアヴァシンが不在となったことにより、闇の勢力たちもまた新しい隆盛を始めています。
「真夜中の狩り」冒頭では、以前にも増して力を増した狼男の描写から、ストーリーが始まります。
アヴァシンによる安寧の前に遡る、またも人間にとってツラすぎる時代がやってきたのでした。
人間たちは、忍び寄る恐怖の中で未だにアヴァシンのシンボルに祈りを捧げています。
しかし、祈るべき天使もいなくなった世に、聖印が堕ちたる様子もカード内には描かれ、その凋落ぶりに胸が痛くなるところです。
なお、このアヴァシンの代替わりは、現在唯一生き残っている天使シガルダが担っている模様。
今回の彼女のデザインは、めちゃくちゃ人間に手厚いものになりましたね…(*’▽’)
フレーバーテキストなどからも、彼女の奮闘ぶりが伺えます。
「月に呪われし者よ、立ち去れ!この者どもはお前たちの獲物ではない」
ーシガルダ教の救済者
「膝をつき、シガルダの名を呼んだ。すると拷問者が祝福の陽光で燃え立つのを見た」
ーほとばしる信仰
隆盛する闇の勢力の筆頭としては、狼男の首領トヴォラーの存在が示唆されています。
かつて狼男の群れを率いていたトヴォラーは、アヴァシンの登場により鳴りを潜めていましたが、大患期が明けたのを機に今回は暗躍することが予想されます。
また、彼はプレインズウォーカーとなった狼女アーリンとも少なからぬ関係が…!
このあたりは、ストーリーの詳細でご紹介することとしましょう…。
トヴォラーが戦場に参加すると、聖戦士は落ち葉のように散った。
ー月の憤怒獣の切りつけ
集会する魔女たち
さて、そんな闇の再隆盛に対し、アヴァシンの聖印にしかよりどころのない人間たち。
彼らの心の平穏のため、ある勢力がふたたび注目されることになります。
これが、土着の魔法を扱う魔法使い「垣魔女」です。
アヴァシンによって、これらの魔女へ依存する人々は減っていましたが、天使なき今、再びこれらに頼る人々が増え始め、魔女の集会はそこかしこで執り行われるようになっているようですね。
今回人間勢力には、キーワード能力「集会」が与えられているのは、そういった背景によるところ。
そんな垣魔女の中でも注目の人物が、「ドーンハルトの集会」を取り仕切る長のカティルダ。
彼女は人々を集めつつ、昼夜の均衡を保つために有効と信じている古の収穫祭を行わんとしています。
しかし、この「収穫祭」というのが、どうにもアヤシイ響きなようで…。
これもまた、詳細は背景ストーリーでのお話…。
「手を取り合って闇の中に入ってもいいし、独りで入ってもいい。僕はどっちがいいか決めたよ。」
ー踊りへの参加
収穫祭が終わりを迎える頃、笑い続けていたのはこれだけだった。
ージャック・オー・ランタン
なお、ドーンハルトの集会における魔女たちが注目しているのが、セレスタスと呼ばれる天文機構です。
これを起動すれば、昼夜の均衡を正せる、と信じているようですね。
しかし、このセレスタスの起動には「月銀の鍵」が必要であり、その鍵ははるか昔に失われたとか…。
すでにフレーバーテキストにも多く登場しているこれらの要素は、どのようにストーリーに絡んでくるのか…?
昼と夜の均衡を取り戻すためには、セレスタスの装置の日金の錠に長きに渡り失われた鍵が挿さらなければならない。
ー月銀の鍵
シガルダとソリンが戦っている間に、アーリンとテフェリーはマルコフの地下墓地から鍵を見つけ出した。
ー鍵の秘密
今回はここまで
2021年に来たるイニストラードのセットに向けて、今までの変遷と、今後の重要となる要素をご紹介しました。
今後の要素については、一部私の予想が入ってる部分もありますのであしからず!
イニストラードの状況を憂えたアーリンの救援要請により、この次元へはテフェリー、チャンドラ、そしてケイヤが乗り込んでいることがわかっています。
また、すでにご紹介済みの"レンと七番"は、テフェリーへの助力を約束しているわけで…!?
どうなる!イニストラード!
次回からは、これらのストーリーの詳細もご紹介予定なので、お楽しみに!
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