【ドミナリア】第6回 ドミナリアの英雄、テフェリーの物語 後編【ストーリー】

前編からの続きです)

目次

テフェリーの探訪

スビラとの出会いから五十年以上が経ち。

以前と見た目のほぼ変わらないテフェリーと、その見た目に追いつかんとしている、五十歳になった「娘の」ニアンビ。

ウルザの遺したアーティファクトを探すべく、テフェリーは彼女とともに遺跡の迷宮に挑み…。

そして、いくつもの仮説を立てながらもそれに苦戦していたのでした。

 

そんな二人の元へ、テフェリーにとって見覚えのある巨大飛翔艦が降り立ちます。

そこから現われたのは、彼と同じく過去から見た目の変わらないかつての「学友」ジョイラ。

彼女は、ともに降りてきた船員たちの紹介を仲介しました。

ジョイラが説明した。

「ギデオンさんとリリアナさんはプレインズウォーカーね」

「ほう。私も昔はそうだったよ」

まるで何か共通の趣味について語り合っているかのように、テフェリーは気楽な笑みを浮かべた。

(中略)

「ようこそ。私にどんな御用かな?」

ギデオンが少々驚いたことに、ジョイラは最初から核心部分を明かした。

「ベルゼンロックを倒しに向かう計画なのだけれど、要塞への侵入に力を貸してくれる時間の魔道士が必要なの」

テフェリーは両眉を上げた。

「時間の魔道士。私にその心当たりがあると?」

寛大な笑みとともに、ジョイラは返答した。

「テフェリー、からかわないで。あなたの力が必要だってわかっているくせに」

 

今度はテフェリーの方が、自身の現状を明かします。

かつて彼が、ザルファーを守るためにしたこと。

旧友ウルザの遺したアーティファクトが、そのザルファーを救う助けになる可能性があること。

それを得るべくテフェリーは遺跡に挑戦し、何度も失敗に終わっていること。

テフェリーの目的が善きものだと知り、ギデオンは安心した。それを完遂する手助けができれば、ドミナリアにとってもいっそう良いものとなるだろう。

「ウルザは何からそれを隠したのですか? ファイレクシアですか?」

「いや、私からだよ」 テフェリーは乾いた笑みで言った。

なるほど、そういうことか。ギデオンは苦々しく言った。

「友好的とはとても言えませんね」

 

ギデオンは、取引を提案します。

そのアーティファクトを手に入れる助けを行う代わりに、ベルゼンロックを滅ぼす手助けをしてほしいと。

テフェリーは、遺跡に仕組まれた仕掛けの法則についての議論を交わす娘とジョイラのほうへ目をやると、その提案に同意したのでした。

 



遺跡の探訪

「私は長年試してきたというのに、一回の挑戦で解けると思っているのかい」

砂の中を進みながら、テフェリーはジョイラへと言った。

(中略)

ジョイラは反論に眉を上げた。

「いいえ。あなたとニアンビさんが解くと思うけれど、思うにウルザは絶対に正々堂々と挑戦はしないと思うのよ。特に貴方とは」

テフェリーも、それについては正しいと認めた。

 

夜も更け、月が昇るころ。

テフェリー親子と、ウェザーライトの船員たちは、件の遺跡へと向かいます。

遺跡の通路の終点、ウルザの「謎」が現われる場所。

「始めよう」とテフェリーが話し、彼が狭い橋を渡り始めると、その場所には変化が現れ始めたのでした。

これまでと違い、各人が役割をもってそれを解析し始めます。

ジョイラは浮遊する石塊の数を数え。

リリアナは、彼女にしか見えない幽霊を観察。

ニアンビはそれらの情報をもとに計算を行い。

襲い来る自動人形は、ギデオンとラフが退ける。

ニアンビの指示の通りに、格子をたたいていくと、やがてそれは大きく口を開けたのでした。

テフェリーはゆっくりと歯をゆっくりとみせて笑った。「やったぞ!」

ウルザはテフェリーが単独でここを訪れると予想し、全ての防衛をそれに合わせて設置していた。ウルザ、私はあなたとは違う。あなたはあなたの視点でしか物を見ようとしなかった。

そして不吉な振動が起こり、頭上から塵を降らせた。

「自分だけが敗者になるわけにはいかない、ってウルザが考えるのは当然よね」

リリアナが叫んだ。「この場所、崩れるわよ!」

壊れゆく遺跡、なだれ込む砂。

すんでの所で入り口まで辿り着いた一行は、ティアナらに引き揚げられ、ウェザーライト号へと乗艦します。

飛び立つ船からテフェリーが見たのは、すでに跡形もなくなった遺跡の名残だったのでした。

その隣で、ジョイラがそのアーティファクトを差し出した。中央の水晶はラフの魔術と甲板の明かりにきらめいていた。喜びの笑い声とともに、彼女は言った。

「それじゃ、また世界を救うために一緒に来てくれる?」

テフェリーは息を吐き出し、ゆっくりと微笑んだ。

「ああ、そうしよう」

 



今回はここまで

前後編に分けて、テフェリーの過去話と、ドミナリアにおける彼の参画までをご紹介しました。

自分の目的のため仲間すらも兵器として扱ったウルザに対し、(途中から)仲間を引きつれ、仲間との連携で目的を達成しようとしたテフェリーの対比が描かれているストーリーですね!

いろんな意味で諦観し、落ち着きを払った感じが、彼の大きな魅力の一つと言えるでしょう…!

これで、テフェリー、ギデオン、リリアナを迎えたウェザーライト。

 

次なる物語は?

 

そう、チャンドラだね。

 

というわけで、次回もお楽しみに!

 

 

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*出典*

MAGIC STORY ドミナリアへの帰還 第6話

Posted by オクハラデン