【MTGストーリー紹介】第5回 英雄の愛した人ダクソス【テーロス還魂記】
はじめに
第四回までで、エルズペスをめぐるテーロス還魂記のストーリーをご紹介しました。
そして、その登場人物の一人として出てくるのが、今回ご紹介したいこの方…
ダクソスです。
前段"テーロス"から始まるエルズペスの英雄譚に絡むのが、彼女の恋人でもあったダクソス。
テーロス還魂記の前日譚も入りますが、今回はその彼自身のストーリーをご紹介しましょう。
記事を読むにあたって
※この記事は、公式の物語概要やキャラ紹介の情報をかき集めて作ったものです。
もし間違いや追加情報があった場合は、ぜひ出典を添えてコメント欄に記載をお願いします!!
楽しく紹介することを目指してるので、小さな祖語は許して…!(小声)
今回の関連カード
メレティスのダクソス
エルズペスが初めてテーロス次元に訪れた時に邂逅したのが、同じような迷子の少年、ダクソスでした。
ヘリオッドの神託を受けたダクソスは、エルズペスとともに、荒れ地で暴れまわる伝説のハイドラ、ポルクラノスを討伐するのです。
ちなみに、この時討伐されたポルクラノスは、前々回紹介した死の国の裂け目にて便乗してか(?)、テーロス還魂記でも「ゾンビ」として復活しましたね。
死の国からの脱出を能力として持っている点も、ストーリーに忠実です。
エルズペスは共闘したダクソスの友人兼助言者となり、ヘリオッド神殿に住まうことになりました。
メレティスで幸せな日々を送る2人。
安寧を求めテーロスを訪れたエルズペスにとって、夢に見た安らぎの時が訪れたのです。
そんな時でした。
二人の耳に、都市国家アクロス襲撃のしらせが入ったのは。
アクロス包囲網
アクロスを包囲するミノタウロスの軍勢を破るべく、エルズペスはメレティスの軍を率いて向かいます。
もちろん、そこには彼の協力者たるダクソスも含まれていました。
壮絶なる戦いの中、甚大なる犠牲を出しながらも彼女らは勝利を収めるのです。
ちなみに、エルズペスはストーリーにおいて、こういった集団を率いる才を持っています。
初期のエルズペスのカードデザインが、多くの人間を率いて戦うようになってるのも、こういった背景からでしょう。
その勝利の宴の中で、ついにエルズペスとダクソスは結ばれるのでした。
それが、悲劇の始まりとは知らずに…。
大歓楽
その勝利の宴の主催者こそが、テーロスブロックの悪役ゼナゴス。
彼は、この宴を自身を神へと昇華させるための儀式として利用します。
そして、その儀式の完成のために、エルズペスに幻覚を施すのでした…。
エルズペスがその夜見たのは、自身の出自たるファイレクシアの、"抹消者"に追われる幻覚でした。
彼女は、必死の戦いの末、その抹消者を殺害するのです。
そして、恐怖と興奮が潮のように引いていく中、エルズペスは真実を目の当たりにします。
すべては幻覚であったと。
そして、自身が殺したのは、他でもない自身が愛したダクソスであると。
今回の主人公ダクソスは、ストーリー上ここでいったん退場をしています。
そして、エルズペスはこのことをテーロス還魂記時点でもトラウマとして持っており、アショクに見せられた悪夢の中でも彼の幻影に苦しめられているのです。
蘇りし者、ダクソス
邂逅した黄金のたてがみのアジャニとともに、ゼナゴス討伐を決意するエルズペス。
その戦いのために、彼女は神の国ニクスを目指すとともに、その到達のために死の神エレボスの試練を突破するのでした。
ゼナゴスを討ち倒したエルズペスは、エレボスに願い出ます。
「自分の命と引き換えに、ダクソスを定命の者の世界へ戻してほしい」と。
そして、ヘリオッドの裏切りにより、死の国へと向かうエルズペス。
エレボスは彼女の願いを受け入れ、ダクソスを定命の世界へと引き戻すのでした。
「蘇りしもの」となったダクソスは、テーロスの次元をさまよっています。
自分の愛した人、エルズペスの姿を求めて。
その彼女は、もうすでに定命の世界にいないとも知らずに…。
彼がその仮面を取り、死の国へ旅立ったエルズペスに出会うためには、相当の奇跡が必要でしょう。
まさに、「神の奇跡」とも言えるほどの出来事が…。
今回はここまで!
今回は、テーロスのもう一人英雄、ダクソスのお話でした。
この後の展開は、第三回にて解説したとおりになります。
ヘリオッドを討ち倒したエルズペスは、ダクソスとつかの間の再会を果たし、他の次元へとプレインズウォークしてしまいます。
次なるストーリーにて、彼の後日談が語られる日は来るのでしょうか…!?
次回は、テーロス還魂記のあのカードの真相について…!
お楽しみに!
*出典*
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