【ドミナリア】第10回 決戦の舞台へ【ストーリー】

はじめに

ついにドミナリアでの決戦目前!

テフェリーはジョイラより自身の灯を受け取り、陰謀団へと立ち向かいます。

結集したプレインズウォーカーたちは、作戦ごとに別れて陰謀団の要塞へと向かうのでした。

 

目次

敵地へ

ついに、陰謀団の要塞の前へと辿り着いたウェザーライト号。

現地の仲間と接触し、みすぼらしい身なりへと変装を遂げたギデオン達は、船を置き、徒歩でアジトへと向かうのでした。

テフェリーは、チャンドラを力づけるように言います。

「すさまじい見た目だね」

ヤヤは、チャンドラの肩へ手を置きながら。

「忘れるんじゃないよ。もう大丈夫、あんたにはできる」

リリアナは、ギデオンへと振り返って。

「殺されたら承知しないわよ。……何もかもが駄目になってしまうのだから」

カーンの先導を受けながら、チャンドラは言ったのでした。

「さあ、出発よ!」

ファイレクシアの兵器が建設物を破壊した残骸を辿りながら、ギデオンは新しいプレインズウォーカーたちへと問いかけます。

「ベルゼンロックを倒したなら、お二方――テフェリーさんとカーンさん、ボーラスとの戦いに加わって頂くことは可能でしょうか?」

テフェリーはからかうような笑みとともに彼を一瞥した。

「罠にかかりに行く、ってことかい?」

 

テフェリーはこの提案を好機に、過去を語ります。

一度、ボーラスと対峙したことがあること。その敗北の結末まで。

そして、自分が守るべき娘と孫と曾孫の存在を口にしたうえで、この提案に首肯したのでした。

 

一方、カーンはこれに難色を示します。

自分は新ファイレクシアへ向かわなくてはいけないと。

「ファイレクシアはそこから出られないだろう」

テフェリーは指摘した。

「それを倒すための時間はいくらでもある。私が――」

カーンはそれを遮った。

「あなたが時間に言及すると、意味が異なってしまいます」

テフェリーは笑った。

「わかったよ、けれど私の言いたいことはわかるだろう」

(中略)

カーンは少し考えたように見え、そして言った。

「その勧誘ですが、考えさせて下さい」




陰謀団の要塞にて

入り口の近くまで行くと、テフェリーはギデオンとチャンドラへと呪文をかけます。

曰く、二人の周囲に時の流れの遅い空間を作り、周りからは不可視の速度で動いているかのように見える呪文。

彼らはその状態で要塞へと駆けると、全ての検問を突破し、広間へと辿り着いたのでした。

チャンドラは疲れた声を上げた。

「思ったよりずっと大変だった」

「三番目の罠で水の上を歩けるとわからなければ、決して辿り着けなかったな」

「もっと早く思い付けばよかった」

辺りの様子を把握しながら、チャンドラは頷いて言った。

 

二人は宝物庫の近くにあるというピットへと向かいます。

陰謀団に扮した彼らがそこへと向かい、不死者の軍勢を連れたリリアナたちが敵を陽動する。

そしてギデオンは黒き剣を手に入れられるはずだったのでした。

 

しかし、しばらくピットの近くで待機していた二人は、不穏な空気を感じます。

ピットの近くには信者と司祭で混雑を増すにも関わらず、リリアナが来ないということに。

やがて、司祭のウィスパー、そして悪魔ベルゼンロックが現われ、始まる儀式。

司祭の掛け声とともに、信者によってピットへ突き落されていく虜囚たち。

そして、その機会はチャンドラの元へも訪れてしまったのでした。

「そなたもその男を送り出すがよい! 共に死にたいのでなければな」

チャンドラは驚いてギデオンを見上げた。自分達がやってはならない過ちを犯したと彼はわかっていた。ギデオンはチャンドラから離れ、小声で言った。

「私をピットに落とせ」

「ギデオン――」 チャンドラはためらった。

「やってくれ。時間を稼がなければ」

ウィスパーは獲物を察した捕食者のように二人を見つめていた。

「急げ!」

チャンドラに押され、ギデオンはよろめくふりをして背中からピットへと落ちた。




ウェザーライトのリリアナ

ウェザーライトが目指していたのは、黒豹人と陰謀団との最後の戦いが行われた場所。

リリアナはそこに、多くの死の気配を感じていたのでした。

同時に、それらが復讐に叫んでいることも。

それらを叶えてやりたい。

リリアナが両腕を掲げると、皮膚に刻まれた契約文が紫色に輝きました。

彼女は囁いた。

「聞こえるでしょう。私のもとへおいでなさい。陰謀団に復讐と破壊をもたらすのよ」

鎖のヴェールに潜むオナッケの霊が彼女の心に囁いた。

そして下草と葦と茂みの中、死者が身動きをした。

 

しかし、そこへアルヴァードの叫びが響きます。

振り返ったジョイラが見たのは、立ち上がろうとする巨大な生物。

それも、頭部だけでウェザーライトの半分にも及ぶような。

シャナが叫んだ。

「リリアナ、あれもあなたが呼んだの!?」

船首でリリアナは罵った。驚きというよりも苛立ちがそこにあった。

「呼んでないわよ! それにあれが何なのかはともかく、死者じゃないわ!」

(中略)

黒豹のリッチが屈んでリリアナへと囁き、彼女はそれを翻訳した。

「あれはヤーグル、ベルゼンロックがヤークルとかいう馬鹿を蛆虫に変えて、それを食べた蛙がああなった、ですって」

彼女は憤慨に片手を振った。

「何の役にも立ちやしない!」

 

すぐにウェザーライトへと襲い掛かるヤーグル。

船は傾き、それぞれが船に留まることで精一杯の佳境。

化け物に掴まれている船首を犠牲にするしかないとジョイラが覚悟した時。

船尾にいたサリッドが、何かと話しているかのようなそぶりを見せていたのでした。

同時に流れてくる、植物、花、土の匂い。

ヤヤが背中で甲板を滑ってきて叫んだ。

「あれは腐敗のエレメンタル、ムルドローサだよ!」

(中略)

ムルドローサはヤーグルの顎を更に開き、その自重で怪物を泥中へと押し込んだ。あのサリッドがジョイラの隣まで歩いてきた。驚きに眉を上げ、ジョイラはそれを見つめた。

「あなたが呼んだの?」

それは腕を振ってみせた。




今回はここまで

このブログだけ見ていただいている方は、突然のサリッドの登場に驚いたかもしれませんが。

なんとウェザーライトで自生したサリッドさんは、公式でほぼ一話分語られているキャラクターです(!?)

本編から逸れるためこのブログでは紹介できていませんが、マスコットらしいかわいらしさの溢れるキャラなので、ぜひ公式記事も読んでみてくださいね。

 

ちなみに、最後に出てきたムルドローサは、ムルタニによって転移されたヤヴィマヤの森が育ったものだとかなんとか…。

このあたりも、過去のドミナリアのストーリーと関連してて面白いところ、ですね~。

さてさて、ドミナリアの物語も最終盤!

次回もお楽しみに!

 

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*出典*

MAGIC STORY ドミナリアへの帰還11

MAGIC STORY ドミナリアへの帰還12

 

Posted by オクハラデン