【テーロス還魂記】第6回 キオーラは海神を打ち倒したのか
はじめに
さて、テーロス還魂記のストーリーを調べてると、よくわからんカードが一枚あることに気づきます。
それがこちら!
キオーラ、海神を打ち倒す
…はて?
キオーラって今回のストーリーに何も絡んできてなくない?
あと、海神…タッサって別に死んでなくない?
ということで調べてみると、それもそのはず。
キオーラのこのエピソードは、2015年に、どちらかというとテーロスの話の後日談として公式が発表してるモノを元にしてるのです。
テーロス時点では間に合ってないけど、でもテーロス次元の話だから、今回収録されたんでしょうね。
と、いうわけで、今回はマーフォークのプレインズウォーカー、キオーラの話を少し。
果たして、"キオーラ、海神を打ち倒す“の真相とは…!?
記事を読むにあたって
※この記事は、公式の物語概要やキャラ紹介の情報をかき集めて作ったものです。
もし間違いや追加情報があった場合は、ぜひ出典を添えてコメント欄に記載をお願いします!!
楽しく紹介することを目指してるので、小さな祖語は許して…!(小声)
今回の関連カード
テーロスのキオーラ
キオーラの出身は、エルドラージたちに蹂躙されたゼンディカーです。
彼女はこのエルドラージへの対抗手段を求め、プレインズウォークにてテーロスへとたどり着きます。
強大なる力を呼び出すには、強大なる力を見せるしかない、とばかりに、海にてマナを集約させ、津波を起こすなどするキオーラ。
当然地上はその煽りを受けてエライことになったり。
そして、その行為が、とある者たちの注意を引きました。
現地の海の生物、トリトンです。
キオーラ、海神を騙る
トリトンたちは、波に乗るキオーラを見て、ざわつき始めます。
「……タッサ様御自身だ、戻ってこられたのだ!」
「……ニクスの証はないぞ、そんなことがありうるのか……」
「愚か者! 神は我々の前に姿を現される、例えどんな御姿であろうとも……」
まぁめちゃくちゃ波乗りしてる、見た目が海神っぽいということで…。
確かに、体に星空もないわけなのですが…。
“キオーラ、海神と勘違いされる"です。
対してキオーラさん。
タッサとやらの正体もわかってない中、事情を聞くかと思いきや…
「神…面白いことになってきたわね」
…なんと全乗っかりである。
あろうことか、自分を海神タッサと思い込むトリトンたちの意見を否定もせず、彼らを情報収集に使います。
そして、キオーラはこの地に、神々のみが従えることのできる恐るべき怪物がいることを知るのでした。
キオーラ、伝説の船乗りを騙る
その怪物とは、廃墟の都市と見間違うほどの巨大クラーケン、アリクスメテス。
キオーラはこのアリクスメテスに会うための手段として、ある人たちに目をつけます。
それが、ゼナゴスを討つべくニクスへ向かうため、伝説の船乗りカラフィの船である「南風号」を蘇らせていたエルズペスとアジャニでした。
彼らは、この南風号の船乗りを探していたのです。
そこに、まさに「渡りに船」とばかりに登場したキオーラさん。
彼女は、腹のうちにアリクスメテスへの航行を思いながら、彼らのために船頭を買って出ます。
…伝説の船乗り、カラフィとして。
半ば彼らを利用する形で、無事目的地にたどり着いたキオーラは、自分が実はカラフィでなかったことを告白し、アリクスメテスへのコンタクトを図ります。
ちなみに、エルズペスとアジャニに対する別れの言葉は以下。
「アリクスメテスを見つけるのに、南風号が必要だったの。あなたたちがいなければ無理だったわ」
「じゃあ、頑張ってニクスへ行ってね」
キオーラ、海神の激怒を買う
さて、アリクスメテスを呼び覚まそうとするキオーラ。
しかしここでついに、海の神タッサが現れます。
ここまでで、海神やら伝説の船乗りを騙ってきたキオーラさん。
当然、タッサ様激おこです。
この様子を描いたカードは、その名前を「タッサの激憤」。
フレーバーテキストは、怒れるタッサに即死させられる未来をオシャレに言いまわしています。
船乗りはこれまで神を見たことが無かった。そして今はタッサを見上げることとなった。
まもなく彼女はエイスリオスに会い、その後エレボスにも会うことになるだろう。
さて、この後に発生したキオーラとタッサの戦いの描写は非常に長いので、ここはざっくりご紹介すると。
・アリクスメテスが目覚めるも、タッサの側についてしまう。
・キオーラの引きつれたクラーケンが、海神を前にして言うことをきかなくなる。
・ついにタッサの二叉槍がキオーラをとらえ、岩につなぎとめる。
と、いうわけでキオーラさん絶体絶命。
と、思いきや。
「感謝するわ」キオーラは囁いた。
「何に対しての礼だ?」タッサが尋ねた。
「謙虚であるべしという教訓にか?」
キオーラの密かな、窮地の呪文は完成に到達した。
そして、キオーラは他次元へのプレインズウォークに成功したのです。
タッサの武器、その二叉槍を手にしたまま。
彼女が最後に聞いたのは、怒れる神の苦悩に満ちた叫び声でした。
キオーラ、海神を打ち倒し…てない!?
と、いうところまでが、キオーラと海神タッサの戦いでした。
確かに、よく見るとテーロス時点のタッサと、テーロス還魂記のタッサでは持っている武器が違うことがわかります。
また、キオーラはこの時点から、二叉槍を持つイラストに変わっていることがわかりますね。
…と、いうわけで結論。
「キオーラ、海神を打ち倒してはいない!」
ドドン!
ちなみに、英語名「Kiora Bests the Sea God」の「Best」は、weblio辞典曰く「出し抜く」とか「負かす」という意味のようなので、日本語訳が少し誇張気味だってことですね。
英雄譚の中身も、巨大クラーケンが出てきたり、相手のパーマネント(ストーリー上はタッサの二叉槍?)のコントロールを得たりと、ストーリーに沿った内容になっています。
今回はここまで!
今回は、「キオーラ、海神を打ち倒す」の真相についてご紹介しました。
キオーラvsタッサの戦いは、なかなかにアツイ海中戦なので、お時間ある際にはぜひ公式のストーリーも読んでいただきたいです。
キオーラが意外と軽い口調なのが、だんだんクセになってきますよ。
というわけで、次回もお楽しみに!
*出典*
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