【エルドレインの森】アニメトレーラーの背景ストーリー解説
はじめに
アニメトレーラー…だと…!?
神河の時にも行われたMTGのアニメ化プロジェクトの第二弾!
今回のエルドレインの森でも、日本人アーティストのイラストがパックから出現するなど、日本におけるプロモーションがすごい!!
しかも…!今回はウィルとローアンが喋るぞ…ッ!?
さて、素晴らしい音楽と映像に彩られたこのトレーラーを見て、「これどういうストーリーなん!?」と思った方も多いでしょう!
本記事では、アニメのシーンをベースに、その背景ストーリーを解説します!
公式のyoutubeはこちら。
最高の音楽と映像のシーン
美麗なローアンのご尊顔から、堕ちたアーデンベイル城を背景にロゴが現われるオープニング。
エルドレインはファイレクシアの侵攻、そしてそれを撃退するべく放たれた「忌まわしき眠り」という呪いの蔓延により大きな傷を負っていました。
そしてその影響により、アーデンベイル城は廃れ、かつての姿は見る影もなくなってしまいます。
イラストでは、「眠らずの城塞」というカードにてその姿が明らかになりましたね。
そして、このアーデンベイル城こそが今回の双子の決戦の舞台となったのでした。
争いあう二人の場面ののち、少しだけ挿入されたこのシーン。
今回のトレーラーではとても影が薄かったですが、本編のストーリーでは誰よりも主人公であったケラン君その人です。
村の子どもたちから「混ざりもの」と馬鹿にされつつ、本当の父のことを知らなかった彼は、ある時フェイの宮殿を訪れます。
そこで彼はフェイの王タリオンより、三人の魔女を打倒し眠りの呪いを解けば、父の秘密を教えると伝えられたのでした。
トレーラーではこの場面ののち、アショクののちその三人の魔女が描かれましたね。
彼は約束通り三人の魔女を打倒するも、忌まわしき眠りにはタリオンも加担していたことを知ります。
結果、タリオンを頼ることを辞めた彼は、母から父の真実を知るのでした。
父は、オーコという名の”外の世界”から来たフェイであったこと。
彼は母を愛し、同時に(彼と関わることで)母を魔女扱いした世界を憎んだのだと。
父の真相を知り眠れぬ夜を過ごしていた彼の前に現われたのが、トレーラーにもあった輝く入り口。
ここから”外の世界”の気配を感じたケランは、未知の世界へ飛び込むことを決意したのでした。
…というのがストーリーのあらまし。
アニメのシーンは、「超常の旅」というカードで描かれた場面です。
この入り口は、機械兵団の進軍後、各次元に開いた「領界路」と言われる次元間のポータルですね。
トレーラーの後半にて、ケランのいなくなった領界路のシーンも描かれています。
彼はいったいどの次元へ向かったのでしょうか…!?
さて、ケラン君の語りが長くなってしまいましたが。
続くシーンでは、双子の過去の回想とともに、砕かれた家族写真が描かれました。
写真の人物は、ウィルとローアンの幼少期の姿、そしてその父であるケンリス王と、義母であるリンデン。
「エルドレインの王権」の最終章にて、ウィルとローアンは、実は魔女と、それに幻惑されたケンリスとの間の子であることが判明します。
その衝撃とともに、二人はプレインズウォーカーの灯に覚醒するわけですが…。
そんな二人の愛した父、そして義母は、ファイレクシアとの戦争の中で命を落としてしまいました。
王が不在の中、王国を立て直そうと奮闘するウィルと、別の場所へ解決策を見出すべきだと主張するローアン。
二人は意見を違え、ローアンは城を出ていくこととなります。
そこへ、忍び寄る魔女の姿…。
次のシーンでローアンに語り掛けているのは、魔女エリエットですね。
この魔女は、彼女に二つのことを教えます。
一つに、ローアンたちがエルドレインを苦しめていると思っていた「忌まわしき眠り」は、凄惨な現実を見ていた者たちにとっては救いなのだということ。
二つに、ローアンたちの実母である魔女は、エリエットの姉妹であること。
真実を知ったローアンへ、エリエットは自分たちとともにこの世界に安寧をもたらすよう誘うのでした。
そして、魔女へ跪くローアン。
カードでは、これは「歪んだ忠義」の中で描かれました。
かくして、魔女の側に堕ちたローアンと、自身の正義を貫かんとするウィルとの戦いが始まってしまった、というわけですね。
心が震えるセリフシーン
回想を踏まえながら、二人が剣を交えるシーンが続き。
そしてウィルの一撃にてローアンが膝を折ったのち、セリフのシーンへと入ります。
「ウィルのやり方では、この国は元には戻らない」
「元に戻すんじゃない、新たな平和を築くんだ」
「それではお父様とお義母様はどうなるの!?」
「もう二人は戻らない。それでも…ローアンとなら…困難を乗り越えられる」
ファイレクシアによる侵攻の傷跡から、ローアンとともに必死で王国を立て直そうとするウィル。
そのやり方では何も解決せず、死んだ両親が浮かばれないと主張するローアン。
互いの正義がぶつかりあうシーンですね…!
どちらも王国の平穏を願っているのですが、アプローチが真逆であるがゆえに対立していまいます。
その哀しき運命が、しとど降る雨音に彩られ、会話劇の中で繰り広げられるのです。アツイ…。
このアニメトレーラーのタイトル、「Twin Fates」。
「ふたつの運命」というわけですね。
直訳すると「双子の運命」…だけど…意訳…
「僕らは兄妹だろう」
「…!」
「ウィルは強いね…ありがとう。いつも側にいてくれて」
『それでも…私は』
このセリフとともに、朝焼けの背景とともに背を向けるローアンのシーンで、トレーラーは幕を閉じます。
公開されているストーリーでは、このラストシーンはだいぶ違う描かれ方をしているのですが…。
これはこれで、ドラマチックな場面ですね!
結果的に、今回の物語の中でローアンはウィルと袂を分かつこととなり、この場面ののち行方知れずとなります。
エリエットも幽閉されたのち、アショクによって脱獄しどこかの次元へと去った描写があるので、これらの伏線はきっと今後のストーリーで回収されることとなるでしょう!
今回はここまで
いかがでしたでしょうか。
これを踏まえてもう一度見たくなった!?ではこちらからどうぞ!
あのトレーラーは、映像作品として非常にクオリティが高く、ストーリーへの興味を非常に喚起する素晴らしいものだったと思います。
毎セット作ってくれぇ!?
個人的には、楽曲との融合が素晴らしいなと思っており、灯争大戦のPVを彷彿とさせられました。
これが日本発で作成されているというのだから、誇らしいというものです。
このトレーラーからストーリーに興味を持たれた方は、ぜひ本編のほうもご覧ください!
本ブログでも、以下の記事にて平易に読めるようストーリーをまとめています!
では、今回はここまで。
次回もお楽しみに!
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