【MTGストーリー紹介】第2回 死の国ってなんだ!?【テーロス還魂記】
はじめに
今回は、テーロス還魂記で舞台となっている、「死の国」という場所の紹介です。
テーロス次元、そして神々の闘争の話は、この「死の国」を語らずして始められません。
また、この話がわかると、カードに描かれたイラストの意味もわかることがたくさんあるため、ぜひ最後まで読んでみてください!
記事を読むにあたって
※この記事は、公式の物語概要やキャラ紹介の情報をかき集めて作ったものです。
もし間違いや追加情報があった場合は、ぜひ出典を添えてコメント欄に記載をお願いします!!
楽しく紹介することを目指してるので、小さな祖語は許して…!(小声)
今回の主な関連カード
死の国とは
テーロスの定命の者はその生命を終えたとき、世界を取り巻く大河を越えて、死の国に行く着くとされています。
※ちなみに、この大河の"渡し守"的な立場の神が白黒の神エイスリオスさん
昼も夜もないその空間には、死者だけでなく様々な者がいます。
例えば…
死の国を統べる神:エレボス
エレボスは太陽の神、ヘリオッドの影から生まれ、死の国の統制者となった者です。
死を賛美するものや、自分の運命を受け入れようと祈る者の信仰を集める彼は、その特徴たる長鞭・マスティクスでもって、死の国行きを渋る死者などを自らの領域へ引き込む役割も担っています。
その様子が表されたカードが、テーロス還魂記の「死者の国への引き込み」ですね。
死の国へ封じ込められた脅威:タイタン(巨人)
神々の時代より前は、このタイタンたちがテーロス次元の定命の世界を蹂躙していました。
クロクサは、半日でメレティス全土を「食らいつくし」してしまうといわれるほどの脅威。
そんな彼らは”ある存在”によって、定命の世界より追放され、この死の国に幽閉をされたのです。
その”ある存在”こそが…
死の国の看守:クローティス
ヘリオッドやエレボスが「大神」と称されるのに対し、「小神」と称される神の一柱である彼女は、タイタンに蹂躙された定命の世界の者の祈りによって生まれました。
彼女はタイタンを死の国へ封印するとともに、その看守を買って出て、死の国に閉じこもっています。
そうした彼女の活躍は、今も「英雄譚」として語り継がれているのです。
死の国からの脱出
さて、そんな「死の国」ですが、テーロス次元では「死んだら死の国へ行って終わり」というわけではありません。
そう、幾人もの者がそこからの帰還を果たしているのです。
なお、ゲームシステムにおいては、"墓地"こそがこの「死の国」の世界。
そこから「脱出」を果たすことにより、もとの定命の世界に戻ってきている、というメカニズムですね。
今回のPWエルズペス、そして上に挙げたタイタンたちも、もとは「死の国」にいるところから「脱出」する能力を持っていることに納得いただけるかと思います。
よくできてるゥ!!
ちなみに、エレボスやクローティスにとっては、死の国からの脱出はご法度にあたる行為です。
当然、脱出防止のための策も用意されているわけですね。
その一つが…
エイスリオスの番犬、クノロス
クノロスは死の国に住まう番犬であり、死の国からの脱出を妨げんとするものです。
墓地からの呪文を封じ、「警戒」を持つカードデザインは、その性質をよく表したもの、というわけです。
しかし、そんな中でも、第一号として死の国からの脱出を果たしたフィナックスを筆頭に、死の国から定命の世界を舞い戻る者たちが現れ始めたのです。
蘇りし者
それら死の国からの脱出者を、テーロス次元では「蘇りし者」と呼びます。
彼らはその象徴として、灰色の肌と黄金の仮面を持っています。
彼らは「死滅都市」と呼ばれる都市国家を形成しています。
その二大都市とされるのが、落胆を特質とする「アスフォデル」、そして憤怒を特質とする「オドゥノス」。
そして、その「オドゥノス」の指導者たるのが、今回の「選ばれし」サイクルの一人にもなっている…
ティマレット
です。
生者を恨み、蔑む彼らは、周辺の地域を簒奪し、その主導者たるティマレットは「殺人王」として恐れられているのです。
今回はここまで!
今回は、テーロス還魂記にて主人公エルズペスが訪れた「死の国」についての紹介でした。
黄金の仮面を持つもの=死の国から蘇った者、という観点を持つだけで、カードのイラストに対する見方も少し変わりますよね!
次回は、死の国からの脱出を図るエルズペスにとって好機となる、神々の闘争のお話。
お楽しみに!
*出典*
ディスカッション
コメント一覧
先程このサイトを見つけワクワクしてるものです
細かくどうでもいいことなのですが、エイスリオス紹介時のカラーが青黒になってます
見つけてくれてありがとうございます!
そしてご指摘もありがとうございます!
ずいぶん古い記事でしたが、これはいつまでも埋もれていた可能性ありますね…笑