2023年にMTGのストーリーに起こったことまとめ
はじめに
「毎回ストーリーを追っているわけではないけど、物語の大枠は知りたい!」
「今から新しくストーリーを追いたいから、過去の物語のあらましを知りたい!」
そんな皆様に、一年の中で起こったMTGストーリーの”大きな出来事”だけを抜粋してお届けするシリーズ。
今回は2023年版。
エキスパンションとしては、ファイレクシア:完全なる統一、機械兵団の進軍、機械兵団の進軍:決戦の後に、エルドレインの森、イクサラン:失われし洞窟が対象となります。
それぞれ時系列順に見てみましょう!
ナヒリが完成化した
【ファイレクシア:完全なる統一より】
あらかじめ5人の完成化が予告された状態で始まった「ファイレクシア:完全なる統一」の物語。
その最初の完成化PWと明かされたのが、旧世代PWでもあったナヒリでした。
彼女は、自身が徐々に完成化していくのがわかりながらも、英雄たちとともに新ファイレクシアの殲滅作戦を実行していきます。
そして次元の深層にて、仲間を進ませるために自らを犠牲にした一撃を放ちました。
が、両腕を失った彼女は、新しい腕を授けられた姿で完成化し、エリシュ・ノーンの下に降ってしまうのです。
ルーカとニッサが完成化した
【ファイレクシア:完全なる統一より】
ファイレクシアの同じ階層を探索することとなったルーカとニッサ。
その過酷な状況下で、ルーカはファイレクシアの怪物と絆を結びます。
そしてそれは、彼を徐々に完成化へ導いたのでした。
グリッサとの戦いの中で、ついに完成化を果たしたルーカ。
逃走するニッサを見ながら、ルーカ、そして傍らのヴォリンクレックスは笑みを浮かべていたのです。
ヴラスカとジェイスが完成化した
【ファイレクシア:完全なる統一より】
ファイレクシアでの探索中、ジェイスははぐれていたヴラスカの声を聞きます。
その声のもとへ向かった彼が見たのは、闘技場で一人戦わされ、その傷によって完成化されつつあるヴラスカでした。
ここを離れるよう懇願する彼女を拒み、愛する者としてヴラスカへ幸せな幻術を見せ続けたジェイス。
その夢の終わり、恍惚の表情でヴラスカはジェイスを抱きしめ、その棘は彼の腹部を貫いたのでした。
エルズペスが姿を消した
【ファイレクシア:完全なる統一より】
新ファイレクシアの最深層へと辿り着いたプレインズウォーカーたち。
計画通り酒杯を爆破させ次元を滅ぼさんとするジェイスでしたが、その爆発は今やファイレクシアと繋がった他次元にも多大な影響を及ぼすとケイヤは気づきます。
彼女や魁渡の制止にも関わらず、酒杯を起動するジェイス。
しかしそこに現われたエルズペスは全てを察すると、酒杯とともに多元宇宙へとプレインズウォークし、ファイレクシアでの爆破を防いだのでした。
完全なる統一が始まった
【ファイレクシア:完全なる統一より】
次元の深層にてファイレクシアへの対抗手段を失ったケイヤ、タイヴァー、魁渡。
そこへエリシュ・ノーンが姿を現します。
後ろに続くのは、完成化されたタミヨウ、ナヒリ、ジェイス…そしてニッサ。
ノーンが三人へ、自分たちの陣営へと加わることを要求します。
三人がその提案を断った時。
ノーンは全次元への侵略を宣言したのでした。
シェオルドレッドとウラブラスクが殺害された
【機械兵団の進軍より】
ノーンの自己中心的な支配に対し反旗を翻していたシェオルドレッドは、ノーンの命令を受けたアジャニによって殺害されました。
そして同じく、ノーンへの反逆を企て、ニューカペナではエルズペスらと共謀していたウラブラスクも、彼女によって殺害されます。
自身に仇なす者を粛清しつつ、ノーンはより独裁体制を強めていったのでした。
エルズペスが天使化した
【機械兵団の進軍より】
爆破寸前の酒杯とともに多元宇宙へ逃れたエルズペス。
彼女は謎の空間にて謎の女性と出会います。
そして、その女性とともにエルズペスはファイレクシアの侵攻状況を見たのでした。
侵略されるニューカペナやテーロス…。
やがてその映像が新ファイレクシアへと移ると、ギタクシアスは今にも仲間たちを手にかけようとしていたのです。
選択を迫る女性に対し、仲間を救う決意を新たにするエルスペス。
その女性ーセラが力を授けると、天使として覚醒したエルズペスはギタクシアスの攻撃を受け止めたのでした。
タミヨウが命を落とした
【機械兵団の進軍より】
完成化したタミヨウは、神河次元を堕落すべく侵略を開始します。
それを阻止すべく動いたケイヤと魁渡でしたが、彼女を母と考えるナシの呼びかけにも、タミヨウは応じなかったのでした。
魁渡やケイヤに容赦ない攻撃を浴びせるタミヨウでしたが、放浪者の乱入により形成は逆転し、その刃によって斃れます。
その後、彼女が封じていた巻物から光の姿で復活を遂げたタミヨウは、憔悴するナシを抱きとめたのでした。
レンが世界樹と繋がり、そして命を落とした
【機械兵団の進軍より】
チャンドラとともに新ファイレクシアに乗り込んだレンは、仲間の協力を得て、ファイレクシアの世界樹ー次元壊しと繋がりました。
他次元へ枝を伸ばしていた次元壊しへと呼びかけると、レンは多元宇宙の彼方に消えていたザルファーと、そこにいたテフェリーを見つけ出します。
そして次元を新ファイレクシアへと繋げ、テフェリーたちを援軍として迎え入れますが、力を使い果たしたレンは灰となり、新ファイレクシア次元とともに葬られることを選んだのでした。
ファイレクシアが敗北を喫した
【機械兵団の進軍より】
天使化したエルズペスの登場、また予想だにしないザルファーからの援軍によって劣勢に立たされた新ファイレクシア。
英雄たちが法務官を討伐する中、エルズペスとの戦いで満身創痍であったエリシュ・ノーンに止めをさしたのは、カーンでした。
ザルファーへと至るポータルへと全員が避難しその道が閉ざされると、新ファイレクシアは誰の手にも届かぬ多元宇宙の果てへと葬り去られたのです。
アジャニとニッサが復活した
【機械兵団の進軍より】
ザルファーにて盛大な宴が催される中、レンの灰から拾い上げたドングリを丘へ埋葬したテフェリー。
仲間の元へ戻った彼が時間魔法を駆使し、カーンがその灯を捧げ、そしてメリーラが命を賭すことによって、完成化していたアジャニとニッサはその本来の姿を取り戻したのです。
チャンドラは涙ながらにニッサを迎えたものの、アジャニは自身の行いを悔い、どこかへプレインズウォークしてしまったのでした。
ジェイスとヴラスカが行方知れずになった
【機械兵団の進軍より】
ヴラスカは故郷ラヴニカへと侵攻していましたが、その地は彼女に完成化前の記憶を呼び起こしたのでした。
ファイレクシアの自分と、プレインズウォーカーの自分とが混同していく中、ファイレクシアの触れられなかった心の片隅にて、ヴラスカはジェイスと出会います。
幻想の中で彼と会話を果たしたヴラスカ。
彼女がジェイスと口づけし愛を告げた瞬間、その心と視界が白んだのでした。
数日後、ヴラスカと戦い彼女を斃したと考えていたラル・ザレックは、部下からの報告に目を見開きます。
ヴラスカが爆破した瓦礫の下には、誰の死体もなかったと。
多くのプレインズウォーカーが灯を失った
【機械兵団の進軍:決戦の後により】
酒杯の爆発が多元宇宙に及ぼした影響か、多くのプレインズウォーカーが灯を失い、次元渡りができない状態となりました。
それと同時に、各地に領界路と言われる次元間を繋ぐポータルが出現します。
そんな中、灯を失わなかったアジャニはナヒリのもとを訪れ結託を呼びかけますが、ナヒリをこれを拒否しました。
また、同じく灯を持つチャンドラは、灯を失い傷心するニッサとともに、領界路を抜け別世界へと踏み出したのです。
ウィルとローアンが袂を分かった
【エルドレインの森より】
エルドレインの再建にあたり、方針を違えるウィルとローアン。
城を出たローアンは、自身の本当の母が、エリエットの姉妹である魔女だったと知りました。
ついに戦いとなった二人でしたが、ローアンはその戦いに敗れると、見知らぬ場所へと敗走したのです。
なお、このあたりのストーリーは、日本で展開されたアニメトレーラーでも描かれました。
エリエットがアショクにより脱獄した
【エルドレインの森より】
ローアンを誘惑しエルドレインを混乱に陥れた結果、投獄された魔女エリエット。
しかし、灯を失っていなかったアショクの誘いに乗ると、彼女はその魔道士とともに脱獄します。
別の地で多くを学び、新たな女王の地位を約束したアショクの狙いは、いまだ分かっていません。
ケランが父を探し領界路を渡った
【エルドレインの森より】
エルドレインの外れの村にて、周りとの違いに常日頃違和感を感じていたケラン。
彼はある日フェイの王タリオンの宮殿へ導かれ、魔女討滅の旅へ出ます。
ルビーとともに、ケンリス兄妹の戦いをも見届けた彼は、旅から帰るとともに自身の出生の秘密を母から聞くと、まだ会ったことのない父を探すべく領界路を渡ったのでした。
数年前に突如としてエルドレインに現われ、母を魅了した父ーオーコを探して。
クイントとファートリがオルテカ帝国を見つけた
【イクサラン:失われし洞窟より】
ファートリに呼ばれたクイントリウスは、イクサランの謎に挑みます。
そして、その深層にて、彼らは次元の地下に巨大な都市オルテカがあることを知りました。
そこの民たちは、ファートリたち太陽帝国を祖先を同じくする者として歓待します。
しかし、同じく地下帝国に辿りついたヴィトにより、コウモリの神アクロゾズが復活し、都市は大混乱に陥るのでした。
ケランがイクサランにも登場した
【イクサラン:失われし洞窟より】
エルドレインにて領界路を渡ったケランは、イクサランに辿り着いていました。
アマリアと意気投合したことで吸血鬼たちとともに旅に加わり、オルテカ帝国ではファートリたちとともに戦います。
そしてその戦いののち、彼とともに旅に出たいと願い出た吸血鬼アマリアとともに、ケランは再び領界路を渡り別次元へと踏み出したのでした。
アクロゾズとマイコイドが次なる時に備えた
イクサランの物語にてファートリたちに仇なしていたコウモリの神アクロゾズと、キノコの帝王マイコイド。
両者とも英雄たちの活躍により討伐されたように思われましたが、ストーリーの最終盤にて、どちらも完全には死んでいなかったことが示唆されました。
これらは、今もイクサランのどこかで"時"が来るのを待っています。
今回はここまで
トピックが…!多い…ッ!
2023年は、新ファイレクシア編の決着に始まり、領界路編の開始に終わった1年でしたね!
まさかプレインズウォーカーたちのほぼ全員が次元渡りもできなくなるとは…!去年時点では誰も予想できなかったことでしょう。
ファイレクシアでの戦いで、多くの英雄が命を落とし、ほぼ全ての次元が傷を負いました。
領界路編は戦禍からの立ち直りの話になりそうな予感がしつつ、エルドレインのケラン君はどうやら皆勤賞の気配…!?
彼は今後も領界路編のメインキャラクターとなるのか?彼は父であるオーコと出会えるのか?
2024年も楽しみな要素がたくさんですね!
では、また来年のまとめ記事にてお会いしましょう!
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コメント一覧
個人的イクサランの驚愕ポイントはクイントの語るコインの帝国。青白ファクトのフレーバーと、クイントのストーリーで言及されたフォモーリ。何?って思ったら未来予知で登場した、アー次元の巨人の名前ですと。
ほ、ほんまや…!
統率者にもなってたんですねぇ…言及されているのはいいですが、なぜアー次元とイクサランに共通種族が…?と謎が深まりますね…